無題

今見たものはすべて夢だったと
しあわせになりたい
空を染め上げる朱
見えない傷跡
閉じ込められた心
ただ、あなたの幸せだけを願う
君の前でしか泣けない
一緒に堕ちるなんてごめんだ（けど、お前が堕ちたら引っ張り上げてやるよ）
自分のよりひとまわり大きな手
届かない手紙（メール）
遠すぎず近すぎず
口に出したことはないけれど
誰よりも早く君に
信頼してねぇけど信用はしてる
まるでそれは蕾がほころぶように美しく
お前が大事だからに決まってんだろ
それでも君はやるんだろう？
一人で抱えこむんじゃねぇよ、バーカ
私のお城
君だけなんだよ
置いていかないで
箱庭の中
運命と呼ぶにはあまりにも（奇跡でも可）
こっちむいて
どうしてお星さまは落ちてこないの
綺麗だと思った
ただ傍にいるだけで
ガラスの瞳をした人形
気付いて、きづいて
放っておけるわけないだろ
あなたはこの笑顔の裏で僕がどんなことを考えているかなんて知らないんでしょうね
ずっと気付かないでいて
内に潜むもの
希望を持たなければ絶望することもなかった
ぱちんと小さな音を立てて
ひとりでも平気よ
朝なんて来なくていいのに
何も感じない
救いの痛み
急に泣きたくなる
全身が毒に侵されたように
この痛みこそが救い
かわいいもの、美しいもの、綺麗なもの

優しく幼い彼女はそんな方法しか知らなかった

自ら囚われた女の子

楽園という名の檻

押し殺しても溢れ出す涙で濡れた頬

悲しみをすべてを隠して少女は微笑む

永遠に独りぼっち

 

自分を犠牲にすべての幸せを祈った

だけど、置いていかれた僕はどうしたらいいの

木箱に捨てた言葉

心の動作で
手を伸ばした（誰も助けてなどくれないと分かっていても）
この身体を抱きしめた（僕はそれしか守る術を知らず）

無言の台詞で
大好きだよ　君に告げたことはないけれど
愛してる　そう言ったら君はどんな反応を返してくれる？

そして歯車は廻りだす／静かな水面に立った波

穏やかな時間は砕け散る／劇とは名ばかりの戯曲

ねえ、この悲しみはいつまで続くの／終わらない結末
この幸せが夢でなければと願う／籠の中の鳥／太陽と月

月に住む兎／ベットの舟／二匹の猫は寄り添って眠る

月夜の空を飛ぶ魔女／君の視線　その先にいるのは誰

神様の墓／これは契約／月の咲く夜／星空に願いを

嘘吐きな正直者／昼と夜の狭間／水面に映った黒い月

人魚の涙

死を告げる天使（死を終わりに変更で『終わりを告げる天使』でも可）

スノードロップの贈り物

あははっ、嘘だよ、大っ嫌い／愛？なんて陳腐な（言葉）

愛？恋？そんなものに何の意味がある／嘘吐き、愛してなんかないくせに

夜空の迷宮で迷子になった流れ雲／迷子になったちぎれ雲

泡になった人魚姫／狼のシュー

夢喰い／夢飼い／夢描き
幽霊のあしあと／大きな小人（『小さな巨人』でも可）

成長するピーターパン

いっそ、怒ってくれたら良かった。でも、君は仕方が無いなぁって笑うから。
私を覚えていてほしいなんて（そんなこと願っちゃいけないのはわかってるけど）
君の記憶の片隅にでもいられたら

（かっこ内の言葉は使用しなくてもかまいません）

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