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そらに描いた物語
H19年11月26日〜。個人の趣味による二次創作メインの小説(+お題)サイトです。各原作者様・出版社様・企業様とは全く関係ありません。同人要素を含んでおりますのでご注意ください。
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「はい、大丈夫です」
イルカは報告書の確認を終え、いつもの笑顔でおつかれさまでしたと口を開こうと顔を上げた。すると、口布を外した端正な顔が間近にあってどきりとする。
次の瞬間柔らかい感触が唇を襲った。
柔らかい?
一体なにが?
まるで霧がかかったように起きていることを掴めない。
その間にもカカシから与えられるキスは優しくついばむように何度も繰り返される。
くちづけされている?
「かかしさん」
ほとんど吐息で彼の名を呼ぶ。
カカシは小さく息を吐いて唇を離なした。けれど顔は相変わらず近いままで。あどけないような表情でイルカを見つめる。
「な、なにを」
「キス」
ことりと首を傾げながら返された言葉で一気に現実が色を取り戻した。
「こんな所でなにするんですか!」
「だって、誰かに取られたりしたら困るじゃない」
「しません! ってか、そんなこと誰がするかっ」
「えぇー」
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今見たものはすべて夢だったと
しあわせになりたい
空を染め上げる朱
見えない傷跡
閉じ込められた心
ただ、あなたの幸せだけを願う
君の前でしか泣けない
一緒に堕ちるなんてごめんだ(けど、お前が堕ちたら引っ張り上げてやるよ)
自分のよりひとまわり大きな手
届かない手紙(メール)
遠すぎず近すぎず
口に出したことはないけれど
誰よりも早く君に
信頼してねぇけど信用はしてる
まるでそれは蕾がほころぶように美しく
お前が大事だからに決まってんだろ
それでも君はやるんだろう?
一人で抱えこむんじゃねぇよ、バーカ
私のお城
君だけなんだよ
置いていかないで
箱庭の中
運命と呼ぶにはあまりにも(奇跡でも可)
こっちむいて
どうしてお星さまは落ちてこないの
綺麗だと思った
ただ傍にいるだけで
ガラスの瞳をした人形
気付いて、きづいて
放っておけるわけないだろ
あなたはこの笑顔の裏で僕がどんなことを考えているかなんて知らないんでしょうね
ずっと気付かないでいて
内に潜むもの
希望を持たなければ絶望することもなかった
ぱちんと小さな音を立てて
ひとりでも平気よ
朝なんて来なくていいのに
何も感じない
救いの痛み
急に泣きたくなる
全身が毒に侵されたように
この痛みこそが救い
かわいいもの、美しいもの、綺麗なもの
「ねぇ」
机に向かっているイルカ先生の肩に頭をのせた。
一緒にいるんだから構ってよ。そんな気持ちを込めて、そのまま軽く体重をかける。
「はい」
イルカ先生はこちらも見ずに返事した。書類にペンを走らせる音によどみはない。帰ってきてからずっと机に向かっている。
そんなに仕事が大事なの。むかつく。俺より仕事のほうが大切なの。そんなことが頭に浮かんだ。決して比べらることではないと知ってはいるけれど。昔女に言われたときは鬱陶しいだけだったのに。あなたに関することにだけ心の狭い俺は仕事にだって嫉妬するんですよ。そんなことは言わないけどね。
「しましょ」
こちらを見ない愛しい人の頬に音を立ててキスをした。
何をとは言わない。そんなことをすれば恥ずかしがり屋のこの人は怒ってしまうから。
イルカ先生は握っていたペンを落とした。彼はそれに気づかず、勢いよくこっちを向いた。いきなりでムードもへったくれもなかったから驚いたんだろう。頬を赤く染め、口をぱくぱくさせている。
かわいい
「いや?」
斜め上にある瞳を覗きこんで、わざと沈んだ雰囲気を演出する。イルカ先生が嫌だと言えないように。
案の定、彼は言葉に詰まった。へにょりと眉を下げる。
基本的にイルカ先生は嫌とは言わない。本人曰わく嘘は吐きたくないらしい。そんなときはよく黙り込む。恥ずかしがり屋なのだ。無理だとか駄目だと怒られるのはいつものことだけど。
「その、明日は水泳の授業があるんで」
「ふうん」
顔を赤くさせたまま、上目づかいで訴えるイルカ先生はかわいいけど、言ってることはダメ。頭が冷えて冴え、腹の底は沸きたつ。
俺の様子がおかしいのに気づいたのかイルカ先生は怪訝そうに俺を見つめる。
そんなに不安がらなくていいのに
彼が安心するようにことさら柔らかく微笑むと、俺を見るイルカ先生の視線がさらに警戒を含んだものになる。さすがに俺のことをよくわかっているねぇ。
「イルカ先生は泳ぐんですか?」
「え、もちろんじゃないですか。だから、あの」
俺の言葉は彼の予想外だったらしい。今晩はという期待に顔を輝かせた。
本当かわいいなぁ。そんなわけないのに。
「嫌」
「嫌って、カカシさんっ‥ふ…」
言おうとしているのを無視して彼の唇を自分のそれで塞いだ。開いていた唇の間から舌を差し込む。ゆっくりと歯列をなぞり、咥内を好きなだけ堪能する。
その間に、机で頭をうたないように気をつけて押し倒した。
「カカシさん!」
イルカ先生は口付けの合間に必死で制止の声を上げる。
でも、そんな姿で言われてもねぇ。彼の快楽で潤んだ瞳に赤く濡れた唇が欲を刺激する。それに、そんなかわいらしい抵抗で止まるわけないでしょ。
「だーめ」
俺はにっこりと笑って、再びイルカ先生の唇を塞いだ。
 
あなたは俺のなんだから
本当はどこかに閉じ込めて誰にも見せたくないのに
 
俺もあなたに会うまでこんなに強い執着を持っているなんて知らなかった
カカイル(NARUTO)

title by 群青三メートル手前
お久しぶりです。
最近またインフルエンザが流行ってますね。
全くと言っていいほど更新されなくてすみません。
こばなしが何個かあるんですけど、とりあえず少しだけ。残りをアップできるのはいつになることやら。
 
サイトのほうちょっといじくりました。
前回に続き、m.f.missさまからお借りしたんですけどどうなんでしょう? 元が素敵過ぎて手を加えにくいです; 綿とか麻のような布っぽいデザインが好きです。それにお菓子とかレースとかとセットだと最強だと思います。
素材はミントBlueさまから。すごくかわいい素材がいっぱいです。
次はlinkをなんとかしたい。

今更ですが、スパコミ関西に行ってきました。
イベント初参加です! ホント幸せでした。楽しかったv
次は11月のスパークに行きたいなと。どうだろ、行けるかな。
買ったのはサスナルとカカイルとヒバツナと沖神。神アレ欲しかったな。
D.grey-manは少なかったです。ブレスト、No.6はほとんど無かった(泣

カプについて少しぐだぐだと。
神アレは好みがあるんですよ。同人を知るきっかけになったし、一番最初にハマったカプです。だからかな、すごくこだわりが強いですね。原作が本当に好き。喧嘩上等。鳥籠蝶々さまが素敵。
サスナルも原作ラブ。原作で関係があるカプは原作の関係が好きみたいですね。未来航空さまの関係が大好きです。ヒミツバスさま、jANkDさまもかわいい。逆にカカイルは結構何でもいけます。暗部なカカシさんとかいいですよね。イルカ先生は漢な天然がいい。雪風堂さま、ねこの葉さまが好きです。
ネズ紫は原作からしてヤバい。ラブラブ過ぎるでしょう、あれは。あさの先生大好き。愛してます。でも、先生のお話は現代の方が好み。先生のああいう関係が理想。いつか表現できるようになれたらなぁ。white*dropsさまが好きです。

それでは、アデュ。
「          」
甘さを含んだネズミの声が耳元で響き、吐息が耳を掠める。
どくりと心臓が跳ねた。ひどく頬が熱い。きっと真っ赤に染まっていることだろう。
視線が縫い止められているかのようにネズミから目をそらすことができない。
ネズミは薔薇がほころぶように柔らかに美しく微笑む。その余裕が悔しい。
けれど、それすらも忘れて見惚れてしまった。
 
ネズ紫でロミジュリの練習
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